
ジョーカー映画、どの順番で見る?
ひかる混乱する世界線を完全整理します。
- 「ジョーカー映画って、どれから見たらいいの?」
- 「バットマンとどう繋がってるの?」
- 「世界観がバラバラで意味わからない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
私も最初にジョーカー作品に触れた時、まったく同じ状況でした。
ホアキン・フェニックス版の『ジョーカー』を観て感動し、次にヒース・レジャー版の『ダークナイト』を観たら「あれ?全然繋がってない?」と混乱したんです。
実は、ジョーカーが登場する映画は1966年から2024年まで8作品以上存在し、それぞれが異なる「世界線(ユニバース)」で描かれています。
ひかる同じジョーカーというキャラクターでも、作品ごとに設定も俳優も全く違うんです。
この記事では、VODマニア兼映画考察ブロガーとして500本以上の作品を分析してきた私が、ジョーカー映画の全体像を完全整理します。
- 公開順・時系列
- 世界観の違い
- バットマンとの関係性
まで、初心者でも迷わず理解できるように徹底解説。
あなたに合った視聴順もご提案しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
今すぐ視聴したい方は、こちらの一覧をご覧ください →ジョーカー映画が見られる配信サービス一覧
【全体像】ジョーカー登場作品の時系列・世界観マップ
まずは、ジョーカーが登場する映画を「世界観(ユニバース)」ごとに整理した図をご覧ください。
ジョーカー映画は複数の時代・監督・設定が混在しており、同じ人物でも「つながっていない別世界」として描かれるケースがほとんどです。
このマップを見るだけで、
- どのジョーカーがどの作品に登場するのか
- 各映画がどの世界線に属しているのか
- どれが独立作品で、どれがバットマンと共通世界なのか
が一目で理解できます。

ジョーカー登場映画一覧(公開順)
まず、ジョーカーが登場する主要実写映画を公開順に整理します。
| 公開年 | 作品名 | 俳優 | 世界観 |
|---|---|---|---|
| 1966年 | バットマン オリジナル・ムービー | シーザー・ロメロ | アース66(TV版) |
| 1989年 | バットマン | ジャック・ニコルソン | バートン版(アース89) |
| 2008年 | ダークナイト | ヒース・レジャー | ノーラン三部作 |
| 2016年 | スーサイド・スクワッド | ジャレッド・レト | DCEU |
| 2019年 | ジョーカー | ホアキン・フェニックス | 単独シリーズ(Elseworlds) |
| 2021年 | ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット | ジャレッド・レト | DCEU(カメオ) |
| 2022年 | THE BATMAN―ザ・バットマン― | バリー・コーガン | リーブス版(カメオ) |
| 2024年 | ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ | ホアキン・フェニックス | 単独シリーズ続編 |
この表を見て「え、こんなに?」と思った方、安心してください。
全部観る必要はありません。
重要なのは「各作品が別々の世界線で描かれている」という点です。
私が最初にこの事実を知った時は「なんでこんなややこしいの?」と思いましたが、逆に言えばどの作品から観ても大丈夫ということなんです。
【重要】4つの世界線を理解しよう(+バットマンとの関係)
ジョーカー映画を理解する最大のカギは、4つの主要世界線を把握することです。
これさえ押さえれば、もう混乱しません。
それぞれ簡単に解説します。
① トッド・フィリップス版(単独=Elseworlds)
代表作:『ジョーカー』(2019)、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(2024)
特徴
- ジョーカー(アーサー・フレック)が主人公
- 1980年代のゴッサム・シティが舞台
- バットマンは登場しない(幼いブルース・ウェインのみ)
- 他のDC作品とは完全に独立した世界
バットマンとの関係: 直接的な対決はありませんが、アーサーが引き起こした暴動の中でブルースの両親が殺害されます。
つまりジョーカーが間接的にバットマン誕生のきっかけを作ったという皮肉な関係性です。
私はこのシリーズを先に観たのですが、バットマン不在だからこそ「ジョーカーという人間」に完全に没入できました。
社会の底辺で苦しむアーサーの姿は、ヒーロー映画の枠を超えた人間ドラマとして強烈に心に残っています。
② ノーラン版(ダークナイト・トリロジー)
代表作:『バットマン ビギンズ』(2005)、『ダークナイト』(2008)、『ダークナイト ライジング』(2012)
特徴
- リアリティ重視の現代的ゴッサム
- ジョーカーは『ダークナイト』のみ登場
- 過去・本名不明の謎めいた存在
- 「混沌そのもの」として描かれる
バットマンとの関係は、ヒース・レジャー版ジョーカーは、バットマン(クリスチャン・ベール)の信念を試す思想的な宿敵として登場します。
金銭や権力に興味がなく、ただ「世界が燃えるのを見たい」という純粋な悪意の象徴。
劇中でジョーカー自身が語る「俺たちは永遠に続く」という言葉通り、光と闇の表裏一体として描かれます。
『ダークナイト』は私が人生で最も繰り返し観た映画の一つです。
初見の衝撃は今でも忘れられません。
ジョーカーの不気味さと同時に、なぜか目が離せないカリスマ性に完全に引き込まれました。
③ DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)
代表作:『スーサイド・スクワッド』(2016)、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)
特徴
- 2010年代の統一世界観(マーベルのMCUに相当)
- ジョーカーは脇役的ポジション
- ハーレイ・クインとの関係が中心
- ギャング風の派手なビジュアル
バットマンとの関係はジャレッド・レト版ジョーカーは、過去にバットマン(ベン・アフレック)の相棒ロビンを殺害したという深い因縁があります。
『バットマン vs スーパーマン』では、バットケイブにジョーカーの落書きが書かれたロビンのスーツが飾られており、この悲劇がバットマンの心に深い傷を残していることが示唆されます。
ただし、直接対決シーンはほとんど描かれていません。
正直に言うと、DCEU版ジョーカーは出番が少なく、私としては物足りなさを感じました。
ただ、ハーレイ・クインとの狂気的な愛情関係は独特の魅力があります。
💡 DCEUの他作品も含めた全体像を知りたい方は、
DC映画(DCEU,DCU)の見る順番|初心者はまずこの10本から【2025年最新版】をご覧ください。
バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンなど 主要ヒーローの繋がりが理解できます。
④ バートン版/リーブス版(旧作・独立系)
バートン版:『バットマン』(1989)、『バットマン・リターンズ』(1992)
特徴
- ゴシック調のダークな世界観
- ジャック・ニコルソンの怪演
- ジョーカーがバットマンの両親を殺害
- 「バットマンがジョーカーを生み、ジョーカーがバットマンを生んだ」という運命的関係
リーブス版:『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)
特徴
- ロバート・パティンソン主演の新シリーズ
- バリー・コーガン版ジョーカーがカメオ登場
- 今後の本格登場に期待が集まる
バットマンとの関係はバートン版では、ジョーカー(本名ジャック・ネイピア)がブルースの両親を殺した犯人であり、逆にバットマンがジャックをジョーカーに変貌させたという運命的な因果関係が描かれます。
リーブス版ではまだ本格的な対決はありませんが、すでにジョーカーはアーカム収容所に収監されており、続編での活躍が期待されています。
【目的別】ジョーカー映画のおすすめ視聴順

さて、世界観の全体像が見えてきたところで、「結局どの順番で観ればいいの?」という疑問にお答えします。
あなたの目的に合わせて、5つのルートをご提案します。
- 【王道】名演を堪能する「傑作つまみ食い」ルート
- 【最新】ホアキン・フェニックス版を堪能するルート
- 【マニア向け】公開順フルコンプルート
- 【Batman対決重視】宿敵としてのジョーカーを見るルート
- 【新世代】リーブス版バットマンとの関係を押さえるルート
① 【王道】名演を堪能する「傑作つまみ食い」ルート
- ジョーカーの魅力を手っ取り早く知りたい
- 時間がないけど名作は押さえたい
- 初心者で何から観ていいかわからない
視聴順
- 『ダークナイト』(2008) ← まずはここから!
- 『ジョーカー』(2019)
- 『バットマン』(1989)
理由はこの3作品は、それぞれ異なる世界観でありながら、ジョーカーの3つの顔を完璧に表現しています。
- 『ダークナイト』= 「混沌の化身」としての恐怖
- 『ジョーカー』= 「壊れゆく人間」としての悲哀
- 『バットマン』(1989)= 「狂気と娯楽の融合」としての古典
私が友人に「ジョーカー映画を観たい」と相談されたら、必ずこの順番を勧めます。
『ダークナイト』で度肝を抜かれ、『ジョーカー』で胸を締め付けられ、『バットマン』でクラシックな魅力に触れる…この流れが最高です。
② 【最新】ホアキン・フェニックス版を堪能するルート

- 『ジョーカー』(2019)を観て続編が気になる
- バットマン不在のジョーカー単独ストーリーを追いたい
- 社会派ドラマとしてのジョーカーに興味がある
視聴順
- 『ジョーカー』(2019)
- 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(2024)
理由はこのシリーズは完全に独立した世界線なので、他作品の予備知識は一切不要です。
公開順=物語の時系列順でもあります。
『ジョーカー』(2019)でアーサー・フレックがどのようにジョーカーへ変貌したかを描き、続編『フォリ・ア・ドゥ』でその後日談が展開します。
特に続編はミュージカル要素を含む異色作で、レディー・ガガ演じるハーレイ・クインとの「二人狂い(folie à deux)」が描かれます。
私自身、2019年版を劇場で観た時は言葉を失いました。
ホアキン・フェニックスの鬼気迫る演技と、ラストのダンスシーンの美しさは圧巻です。
続編は賛否両論ありますが、ミュージカル調の狂気という新境地に挑戦した意欲作として評価しています。
注意点
- 『ジョーカー』(2019)は日本でR15+指定(暴力描写)
- 『フォリ・ア・ドゥ』はPG12指定
③ 【マニア向け】公開順フルコンプルート
- ジョーカーの進化を完全に追いたい
- 時代ごとの製作傾向を比較したい
- とにかく全部観たい!
視聴順
- 『バットマン オリジナル・ムービー』(1966)
- 『バットマン』(1989)
- 『ダークナイト』(2008)
- 『スーサイド・スクワッド』(2016)
- 『ジョーカー』(2019)
- 『ジャスティス・リーグ:スナイダーカット』(2021) ※カメオ
- 『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022) ※カメオ
- 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(2024)
理由は公開順に観ることで、ジョーカー像の変遷と映画文化の進化が体感できます。
- 1960年代: コミカルな子供向けヴィラン
- 1980年代: ダークでスタイリッシュな怪人
- 2000年代: リアリティ重視の純粋悪
- 2010年代: ギャング風の現代的解釈
- 2020年代: 社会問題を映す人間ドラマ
追加で観るなら、
- 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』(2020) ※ジョーカー回想シーンあり
- 『レゴバットマン ザ・ムービー』(2017) ※アニメ
- 『ニンジャバットマン』(2018) ※アニメ
私はこのルートで全作品を観ましたが、各時代の「悪役像」の変化が本当に面白かったです。
特に1966年版の陽気さと2008年版の不気味さのギャップには驚きました。
④ 【Batman対決重視】宿敵としてのジョーカーを見るルート

- バットマンvsジョーカーの対決構図が観たい
- ヒーローと悪役の因縁に興味がある
- アクションシーンも楽しみたい
視聴順
- 『バットマン ビギンズ』(2005) ← バットマン誕生編
- 『ダークナイト』(2008) ← ジョーカー本格登場
- 『バットマン』(1989)
- 『スーサイド・スクワッド』(2016) ← ハーレイとの関係
理由はジョーカーの本質は「バットマンの宿敵」にあります。
このルートでは、まずノーラン三部作でバットマンの成り立ちを理解し、『ダークナイト』で最高峰の対決を堪能します。
その後、バートン版で運命的な因縁を、DCEU版でロビン殺害の後日談を観ることで、ジョーカーとバットマンの多面的な関係性が立体的に見えてきます。
私はこのルートで改めて観直した時、「ジョーカーはバットマンがいてこそ輝く存在なんだ」と実感しました。
特に『ダークナイト』のジョーカーが語る「俺たちは終わることのない戦いを続ける」という言葉の重みが、他作品を観た後だとより深く響きます。
バットマン単独作品や、バットマンが登場する他のDC映画について 詳しく知りたい方は、
DC映画(DCEU,DCU)の見る順番|初心者はまずこの10本から【2025年最新版】をご覧ください。
バットマンと他のDCヒーローとの共演作品も網羅しています。
⑤ 【新世代】リーブス版バットマンとの関係を押さえるルート
- ロバート・パティンソン版バットマンが好き
- 今後のシリーズ展開に備えたい
- 新しい世界観のジョーカーに期待している
視聴順
- 『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)
- 『ダークナイト』(2008) ← 参考として
理由はリーブス版バットマンは新たな世界線で、バリー・コーガン演じるジョーカーはまだカメオ登場のみです。
しかし、本編ラストとその後公開された未使用映像で、すでにバットマンと面識があることが示唆されています。
続編『The Batman Part II』(公開予定)で本格登場する可能性が高いため、今のうちに『THE BATMAN』を観ておくと、続編がより楽しめます。
参考として『ダークナイト』を観ておくと、「リーブス版ジョーカーはどう違うのか?」という比較ができて面白いです。
私はバリー・コーガン版のジョーカーに非常に期待しています。
わずかな出演シーンだけで、あの不気味さと存在感…続編が待ち遠しいです。
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各ジョーカー登場作品の詳細解説【あらすじ・時代設定・バットマンとの関係】
ここからは、各作品の詳細を深掘りしていきます。
ネタバレは最小限に抑えつつ、作品の魅力をお伝えします。
『バットマン オリジナル・ムービー』(1966)
- 監督: レスリー・H・マーティンソン
- ジョーカー役: シーザー・ロメロ
- 時代設定: 1966年(当時の現代)
今観ると「これがジョーカー!?」と驚くほど陽気です(笑)。
でも、だからこそ後年の作品との比較が楽しい。
時代ごとの「悪役像」の変化を実感できる貴重な作品です。
『バットマン』(1989)

- 監督: ティム・バートン
- ジョーカー役: ジャック・ニコルソン
- 時代設定: 20世紀末(1989年相当)
ニコルソンのジョーカーは今観ても色褪せない魅力があります。
狂気とユーモアの絶妙なバランスが素晴らしいです。
バートン監督のゴシック美学も相まって、独特の世界観に引き込まれます。
『ダークナイト』(2008)
- 監督: クリストファー・ノーラン
- ジョーカー役: ヒース・レジャー
- 時代設定: 2000年代の現代社会
何度観ても鳥肌が立つ作品です。ジョーカーの不気味さ、恐ろしさ、そして不思議なカリスマ性…すべてが完璧。
特に「なぜシリアスなんだ?(Why so serious?)」のシーンは映画史に残る名場面です。
ヒース・レジャーの早すぎる死が本当に惜しまれます。
『スーサイド・スクワッド』(2016)
- 監督: デヴィッド・エアー
- ジョーカー役: ジャレッド・レト
- 時代設定: 2010年代現代(DCEU世界)
レト版ジョーカーは賛否両論ありますが、ハーレイとの狂気的な愛情関係は独特の魅力があります。
ただ、出番が少なくて物足りない…もっと観たかったというのが正直な感想です。
『ジョーカー』(2019)
- 監督: トッド・フィリップス
- ジョーカー役: ホアキン・フェニックス
- 時代設定: 1981年のゴッサム・シティ
この映画は私の人生を変えました(大げさかもしれませんが、本当にそう感じています)。
ラストのダンスシーンでは涙が止まりませんでした。
悲しいのか、美しいのか、恐ろしいのか…複雑な感情が渦巻く、忘れられない体験でした。
注意: 日本でR15+指定(暴力描写)
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(2024)
- 監督: トッド・フィリップス
- ジョーカー役: ホアキン・フェニックス
- ハーレイ・クイン役: レディー・ガガ
- 時代設定: 前作から数年以内(1980年代中頃)
賛否両論ある作品ですが、私は挑戦的な姿勢を評価しています。
ミュージカル要素は確かに異色ですが、「狂気を歌で表現する」というアプローチは新鮮でした。
レディー・ガガの存在感も圧倒的。
ただ、前作のような胸を締め付けられる悲哀はやや薄れた印象です。
注意: 日本でPG12指定
『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)
- 監督: マット・リーブス
- バットマン役: ロバート・パティンソン
- ジョーカー役: バリー・コーガン(カメオ)
わずかな出番でこの存在感…バリー・コーガン、恐るべしです。
続編が本当に楽しみ。リーブス監督の世界観は重厚でリアルなので、そこにどんなジョーカーが登場するのか、今から期待が高まります。
その他ジョーカー登場作:『ハーレイ・クイン』『スナイダーカット』『レゴバットマン』など
- 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)
-
ジョーカー(レト版)はハーレイの回想シーンに後ろ姿やアニメで少し登場するのみ。
物語上は既にハーレイと破局しており直接ストーリーには関与しません。
- 『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)
-
エピローグの荒廃した未来世界(バットマンの悪夢シーン)にて、レト版ジョーカーがバットマンと会話する場面があります。
短い出演ながら「バットマン、お前が原因で〇〇が死んだ」など不気味な挑発を放ち、異色の共闘関係を見せました。
- 『レゴバットマン ザ・ムービー』(2017)
-
ジョーカーがメインヴィランとして登場。
コミカルで可愛い性格で、バットマンに構ってもらえず拗ねる姿がユーモラスです(子供向け作品のため恐怖感は控えめ)。
声の出演:ザック・ガリフィアナキス(日本語吹替:子安武人)。
- 『ニンジャバットマン』(2018)
-
日本制作のアニメ映画。
戦国時代にタイムスリップしたバットマンの物語で、ジョーカーも戦国大名として登場。
和装に身を包み”南蛮渡来の妖術師”のような存在感です(声:高木渉)。
この作品を見られるサービスの配信一覧はこちらからジャンプできます。
歴代ジョーカー俳優の比較と評価【狂気×カリスマ】
ジョーカーという役柄は演じる俳優によってその個性や狂気の表現が大きく異なります。
ここでは、歴代の主なジョーカー俳優を
- 狂気度
- カリスマ性
- 人間性
- アクション性
の4軸で比較してみます。
基本情報・ビジュアル比較
| 俳優名 | 作品(公開年) | 外見の特徴 | 衣装・メイク | 第一印象 |
|---|---|---|---|---|
| シーザー・ロメロ | バットマン(1966) | 緑がかった金髪/口ひげが透けて見える | 明るい紫のスーツ | 陽気で子供向け |
| ジャック・ニコルソン | バットマン(1989) | 白い肌/裂けた口/派手な表情 | 紫のスーツ/オレンジのシャツ | ダークでスタイリッシュ |
| ヒース・レジャー | ダークナイト(2008) | ボロボロのメイク/裂けた口の傷痕 | くすんだ紫のスーツ/緑の髪 | 不気味で予測不能 |
| ジャレッド・レト | スーサイド・スクワッド(2016) | 全身タトゥー/銀歯/緑のオールバック | ギャング風の派手な衣装 | セクシーで危険 |
| ホアキン・フェニックス | ジョーカー(2019/2024) | 痩せた体/悲しげな目/涙のメイク | 赤いスーツ/黄色のベスト | 哀しくリアル |
| バリー・コーガン | THE BATMAN(2022)※カメオ | 爛れた顔/痩せぎすの体躯 | 囚人服(暗闇でほぼ見えない) | グロテスクで不気味 |
演技・狂気性の比較(5段階評価)
| 俳優名 | 狂気度 | カリスマ性 | 人間性(共感度) | アクション性 | 演技アプローチ |
|---|---|---|---|---|---|
| シーザー・ロメロ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | コメディ演技/軽妙な悪役 |
| ジャック・ニコルソン | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | コミカルと凶悪のバランス/カリスマ重視 |
| ヒース・レジャー | ★★★★★ | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | メソッド演技/純粋悪の体現/即興アドリブ |
| ジャレッド・レト | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | メソッド演技(奇行で役作り)/ギャング的解釈 |
| ホアキン・フェニックス | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | 内面重視の演技/肉体改造/心理描写 |
| バリー・コーガン | ★★★★☆(推定) | ★★★☆☆(推定) | ?(未知数) | ?(未知数) | わずかな出番で強烈な印象/本格登場待ち |
キャラクター性格・特徴の比較
| 俳優名 | ジョーカーの性格 | 動機・目的 | 印象的なセリフ/シーン | 特筆すべきエピソード |
|---|---|---|---|---|
| シーザー・ロメロ | 陽気/お笑い芸人風/子供向けの悪役 | 世界征服(コミカル) | ドタバタ劇の数々 | 口ひげを剃らず白塗りで演じた |
| ジャック・ニコルソン | 狂気と娯楽の融合/芸術的センス | 街の混乱/バットマンへの復讐 | 「この街には浣腸が必要だ!」 | 笑いながら毒ガスで市民を殺戮 |
| ヒース・レジャー | 純粋悪の化身/目的不明のテロリスト | 混沌を楽しむためだけ | 「なぜシリアスなんだ?(Why so serious?)」 | 6週間ホテル閉じこもり役作り/アカデミー助演男優賞(没後) |
| ジャレッド・レト | ギャング的/セクシーで危険 | ハーレイ・クインの奪還 | 「プリンちゃん」(ハーレイから) | 共演者に生物・怪メール送付/出番少なく評価割れる |
| ホアキン・フェニックス | 孤独で悲哀に満ちた/社会の犠牲者 | 社会への復讐(結果的に) | 階段でのダンスシーン | 23kg減量/アカデミー主演男優賞/社会現象化 |
| バリー・コーガン | 不気味/グロテスク(推定) | 不明(続編で明らかに?) | 暗闇での笑い声 | わずかな出番で強烈な印象/未使用映像で評価高まる |
私の個人的評価コメント
| 俳優名 | おすすめ度 | こんな人におすすめ | 一言コメント |
|---|---|---|---|
| シーザー・ロメロ | ★★☆☆☆ | ジョーカー史を完全制覇したい人/レトロ映画好き | 今観ると可愛い!時代比較に最適 |
| ジャック・ニコルソン | ★★★★☆ | クラシックなヴィラン像が好きな人 | 色褪せない魅力!娯楽とダークさの絶妙バランス |
| ヒース・レジャー | ★★★★★ | 最高峰の悪役演技を観たい人/初心者 | 何度観ても鳥肌!史上最高のジョーカー |
| ジャレッド・レト | ★★☆☆☆ | ハーレイとの関係性に興味がある人 | 出番少なく残念…もっと観たかった |
| ホアキン・フェニックス | ★★★★★ | 人間ドラマ/社会派映画が好きな人 | 人生を変えた作品!悲哀と狂気の完璧な融合 |
| バリー・コーガン | ★★★☆☆(期待込み) | 新シリーズを追いたい人/不気味な演技が好きな人 | 続編が待ち遠しい!わずかな出番で強烈な印象 |
この表を参考に、あなたの好みに合ったジョーカーを見つけてください!
ジョーカーとバットマンの関係性まとめ【世界観ごとの繋がり早見表】

各映画シリーズでジョーカーとバットマンがどのように繋がっているかを表で整理します。
| 世界観 | 作品 | ジョーカーとバットマンの関係 | 直接対決 |
|---|---|---|---|
| アース66(TV版) | 『バットマン』(1966) | コミカルな宿敵関係(深い因縁なし) | ○ |
| バートン版(アース89) | 『バットマン』(1989) | ジョーカーがブルースの両親を殺害/バットマンがジョーカーを生んだ | ○ |
| ノーラン三部作 | 『ダークナイト』(2008) | 光と闇の表裏一体/終わることのない戦い | ○ |
| DCEU | 『スーサイド・スクワッド』(2016)等 | ジョーカーがロビンを殺害(深いトラウマ) | △(わずか) |
| フィリップス版(Elseworlds) | 『ジョーカー』(2019/2024) | ジョーカーの暴動が間接的にバットマン誕生のきっかけ | ×(不在) |
| リーブス版 | 『THE BATMAN』(2022) | 既に面識あり(詳細不明)/続編で本格対決の可能性 | △(カメオ) |
同一世界(直接対決あり)
- バートン版
- ジョーカーがバットマンの両親を殺し、バットマンがジョーカーを生んだという運命的因果関係
- ノーラン版
- 光と闇、秩序と混沌の対比
- 「俺たちは永遠に続く」
- DCEU
- ロビン殺害という過去のトラウマ
- 直接対決は少ないが深い因縁
独立世界(関係なし/薄い)
- フィリップス版
- バットマン不在
- ジョーカーの暴動が間接的にバットマン誕生を生む
- アース66
- 深い因縁なし
- 毎回のドタバタ対決
将来的に交差の可能性がある作品
リーブス版はカメオ出演のみだが、続編での本格対決に期待。
ジョーカー映画を見られる動画配信サービス一覧(2025年最新版)
最後に、各ジョーカー登場映画の配信状況についてまとめます。
| サービス名 | 主な視聴可タイトル | 見放題 / レンタル |
|---|---|---|
![]() U-NEXT | ジョーカー(2019) / フォリ・ア・ドゥ(2024) / ダークナイト / スーサイド・スクワッド | 見放題あり / レンタルあり |
![]() Amazonプライム・ビデオ | ジョーカー(2019) / フォリ・ア・ドゥ(2024) / バットマン旧作〜新作 | 見放題あり(時期により) / レンタル豊富 |
![]() Netflix | ジョーカー(2019)※期間限定 | 見放題(時期による) |
![]() Hulu | フォリ・ア・ドゥ(2024) | レンタルのみ |
![]() Lemino | ジョーカー(2019) / ダークナイト / スーサイド・スクワッド | 見放題あり(時期により) / レンタルあり |
Disney+ | − | 配信なし(DC作品非対応) |
U-NEXT(最も網羅的・最新作独占)

おすすめ度:★★★★★
- 『ジョーカー』(2019)
- 見放題配信中
- 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(2024)
- 2025年7月1日より見放題独占配信開始
- 『バットマン』(1989)
- 見放題
- 『ダークナイト』(2008)
- 見放題
- 『スーサイド・スクワッド』(2016)
- 見放題
- 『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)
- 見放題
ジョーカー映画を網羅的に観たいなら、U-NEXTが圧倒的にお すすめです。
特に最新作『フォリ・ア・ドゥ』が見放題独占配信されている点が大きい。
ワーナーとU-NEXTの提携により、劇場公開から1年以内に最速で追加されました。
Amazon Prime Video(最新作レンタル早期対応)

おすすめ度:★★★★☆
- 『THE BATMAN』(2022)
- プライム会員見放題
- 『ジョーカー』(2019)
- レンタル/購入(※2025年6月頃に見放題終了)
- 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(2024)
- レンタル/購入
最新作『フォリ・ア・ドゥ』は劇場公開からわずか2か月でプレミアレンタル配信が実施され、話題になりました。
見放題対象とレンタル対象が分かれるので、目的の作品が見放題かどうか事前確認が必要です。
Amazonプライム・ビデオ公式サイト
Netflix(期間限定見放題)

おすすめ度:★★★☆☆
- 『ジョーカー』(2019)
- 見放題配信中(2025年時点)
- 『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)
- 見放題配信中
Netflixは配信ラインナップが時期によって入れ替わります。
例えば『ダークナイト』は以前配信されていましたが、2025年現在は未配信。
見たい作品が配信されているタイミングで観るのがおすすめです。
Hulu・WOWOW・Lemino(旧作中心)

おすすめ度:★★☆☆☆
- Hulu
- 『ジョーカー』(2019)、『ダークナイト』(2008)、『バットマン』(1989)など一部作品を配信
- WOWOWオンデマンド/J:COMオンデマンド
- 一部作品が見放題提供されている場合あり
- Lemino/Rakuten TV/TELASA
- 旧作のレンタルが可能
旧作中心に楽しみたい方には選択肢になりますが、最新作『フォリ・ア・ドゥ』は未配信(今後追加される可能性あり)。
レンタル配信も活用すれば確実に視聴できます。
Disney+(非対応)
注意: Disney+はDC作品の配信がないため対象外です。
DC作品はワーナー・ブラザース系列のため、U-NEXTやAmazon Prime Videoなど他サービスを利用しましょう。
まとめ|あなたに合った「ジョーカーの見方」を選ぼう
ここまで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
最後に、この記事の要点をまとめます。
世界観を理解して観ると10倍面白い
ジョーカー映画は同じキャラクターでも作品ごとに異なる世界線で描かれているという点が最大のポイントです。
この事実を知らずに観ると「繋がってない!」と混乱しますが、逆に言えばどの作品から観ても大丈夫ということ。
各作品が独立しているからこそ、俳優ごと、監督ごとに全く異なるジョーカー像を楽しめる。
これがジョーカー映画の最大の魅力です。
初心者は『ダークナイト』か『ジョーカー』(2019)から
「結局どれから観たらいいの?」と聞かれたら、私は迷わずこの2作品をおすすめします。
- 『ダークナイト』
- バットマンとの対決を堪能したい人向け
- 史上最高のヴィラン映画
- 『ジョーカー』(2019)
- ジョーカーの内面を深く知りたい人向け
- 人間ドラマとして圧巻
どちらも単体で完結しており、予備知識不要で楽しめます。
ひかる私はこの2作品でジョーカーの虜になりました。
「バットマンとの関係性」を軸に見ると整理しやすい
ジョーカーとバットマンの関係性は作品ごとに異なります。
- 運命的な因縁:バートン版
- 思想的な宿敵:ノーラン版
- 過去のトラウマ:DCEU版
- 間接的な繋がり:フィリップス版
- 未来の対決:リーブス版
この軸で作品を選ぶと、自分の好みに合った視聴順が見えてきます。
ジョーカーという悪役は、80年以上にわたり様々な形で描かれてきた「狂気と混沌の象徴」です。
映画ごと世界ごとに異なる顔を見せながらも一貫して観る者を惹きつけるのは、その奥底にバットマンとの対比による普遍的なテーマが流れているからかもしれません。
ぜひ興味を持った世界観や俳優の作品から鑑賞してみてください。
それぞれのジョーカーが放つ狂気とカリスマを比較していくことで、この悪役キャラクターがなぜこれほどまで特別視されるのか、その理由がきっと実感できるはずです。
ジョーカー映画の世界へようこそ。
心ゆくまで悪の魅力を堪能してください。
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補足:用語と基礎知識
ここでは、用語と基礎知識を解説します。
是非、参考にしてください。
「ジョーカー」とは?(コミックでの起源)
ジョーカーはDCコミックスのバットマンシリーズにおける最悪のヴィランで、初登場は1940年のコミック『バットマン』第1号です。
創造時にはサイレント映画『笑う男』の怪奇な笑顔やトランプのジョーカーの図柄から着想を得て、シャーロック・ホームズの宿敵モリアーティ教授のような「闇の天才」として位置づけられました。
ジョーカーの過去設定(オリジン)は作品によって様々ですが、最も一般的なものは「犯罪者が化学薬品のタンクに落ちたことで皮膚が漂白され髪が緑色になり狂気の道化と化した」という事故起源です。
この基本形に、「正体は売れないお笑い芸人だった男」「妊娠中の妻を事故で失い絶望していた」などの要素が加えられることもあります。
一部作品では「ジャック・ネイピア」という本名が与えられることもありますが、近年のコミックスや映画ではあえて本名すら謎のままにし、なぜジョーカーがあのような姿になったか断定しない場合が多いです。
こうすることで作り手が自由に解釈を広げられる余地が生まれ、ジョーカーというキャラクターの物語に無限の可能性を持たせているのです。
「Elseworlds(エルスワールズ)」とは?(DC本流から独立した世界)
エルスワールズはDCコミックスにおけるパラレルワールド物語を指す用語で、直訳すると「別世界」の意味です。
元々はコミックで「もし○○だったら?」という架空の世界観を描く際のレーベル名でした(例:バットマンがヴィクトリア朝時代に活躍する『ゴッサム・バイ・ガスライト』など)。
近年、この概念がDC映画にも導入されており、本筋のDCユニバースに属さない独立した作品群に「DCエルスワールズ」のブランドが公式に付けられるようになりました。
ジェームズ・ガン/ピーター・サフラン両氏によるDC新体制下では、2025年以降の統一ストーリー路線を「DCユニバース(DCU)」とし、それと並行して展開される単発的・独立的世界観の作品を全て「DCエルスワールズ」と位置づけています。
具体的には
- トッド・フィリップス監督の『ジョーカー』および続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
- マット・リーブス監督の『ザ・バットマン』三部作とそのスピンオフ作品群
これらはDCU本流とは物語上の繋がりを持たず、独立した世界で自由に描かれる作品です。
要するに「エルスワールズ」とは「DCの本筋とは異なるパラレル世界の物語」という公式なお墨付きカテゴリなのです。
「DCEU」と「DCU(再編後)」の違い
DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)は、2013年の『マン・オブ・スティール』から始まったDCコミックス原作映画の一連の作品群を指します。
バットマン(ベン・アフレック版)やスーパーマン(ヘンリー・カヴィル版)、ワンダーウーマン、アクアマンといったキャラクターが同じ世界観で活躍する旧シリーズの総称です。
実は「DCEU」という名称は当初公式名称ではなく、海外メディア記者が記事中で使った呼称がファンの間に浸透したものでした。
公式には単に「DC Films」などと呼ばれていましたが、長らく明確なシリーズ名がなかったため便宜的にDCEUと呼ばれてきた経緯があります。
DCU(DCユニバース)は、2022年にワーナー・ブラザースがDC映画部門を再編しDCスタジオを設立した際に命名された正式なシリーズ名称です。
ジェームズ・ガン&ピーター・サフランが統括する新体制の下で2025年以降に展開される映画・ドラマがこのDCUに該当します。
DCUは一部DCEUの要素を引き継ぎつつも事実上のリブートとなり、新キャストで描く映画『スーパーマン』(2025年公開)を皮切りに第1章「Gods and Monsters」が展開される予定です。
まとめると
- DCEU =これまでのDC映画シリーズの非公式な呼び名(2010年代の作品群)
- DCU =新たに正式導入された今後のDC映画世界の名称





